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タイ料理好きのみなさんでも、存在は知ってるし、売っているのを見ることもあるのに、実際に味わったことのないものが虫のスナック?ではないでしょうか?
日本ではTVなどでゲテモノとして紹介されてしまっているので、みなさんひいてしまうのですが、バンコク市内でも気をつけていれば、虫スナックを売っている屋台はけっこう見かけますし、本当にスナック菓子のように袋に入ったものをポリポリと食べながら歩いている女性を見たこともあるので、けっこうポピュラーなのかなと思ったりします。
でも生粋のバンコクッ子である友人は「あんなものはイサーン出身の田舎者の食べ物だ!」なんてことを平気で言ったりしますけどね。
で、とりあえず食に関する好奇心の旺盛なみなさんのために、私が味わってみた虫スナックをご紹介したいと思います。
購入場所 : ガイドブックなどでもおなじみのチャトチャック市場(ウィークエンドマーケット)の入り口付近に出ていたイサーン出身の女性がやっている屋台。
種類 : タガメ(これはけっこう有名です)、竹に巣くっているというイモムシ、カイコのさなぎ、バッタの4種類。いずれもちょっと辛めのソースを振りかけてくれる。
値段 : だいたい、料理で使うお玉にいっぱいぐらいで10バーツ(30円弱)。
タガメの味 : 油で揚げてあるので、かりっとした歯ざわりとほんのりとしたエビの香ばしさで一口めはOK。でも後からカメムシ特有のあの臭いがねっとりとした舌触りとともに襲ってきてOUT!パクチー好きの人ならけっこういけるかも・・・。 | ![]() |
イモムシの味 : タイ語で「ロット ファイ デーン」(急行列車)と呼ばれている。そう思ってみると確かにそう見えなくはないけど、ケムシ嫌いの私はやっぱりちょっとひけてしまう。で、お味のほうは・・・・ぽりぽりしてていける!そう、ちょうどほんのりエビ風味のナッツのような感じ。ナイスです! | ![]() |
さなぎの味 : これを見てるとどうしても釣りのエサで売っているさなぎに見えてしまって良くない。実際、同じ物だと思うし・・・。でも、イモムシがけっこういけたので思いきりよく口へ・・・うまい!イモムシよりももっとカリカリしてて、味も濃厚。グッドです! | ![]() |
バッタの味 : バッタは日本でもイナゴの佃煮とかあるし、食べた事もあるので、何のためらいもなくぼりぼりといきました。これはもう目隠しして食べたら小エビとか小魚とかのフライといわれてもわかりません。それくらいごく普通にボリボリ食べられます。本当にスナックという感じ。ベストです! | ![]() |
以上、油で揚げてあったので食べやすかった事もありますが、現地の人がごく普通に食べているものは、やはりごく普通の食べ物だということですね。見た目だけで軽々しく物事を判断してはいけないということを勉強させてもらいました。特に食文化に関しては!
で、最後に屋台の女性の一言。
「あなた日本人なの?日本人って魚とかエビとか貝とか生で食べちゃうんでしょ?気持ち悪い!」